なにをしてるかわかる?

2019 年度

なにをしてるかわかる?

原作:公益財団法人 ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)

世界11地域の子どもたちの生活が、それぞれ違った作家によって描かれているこの絵本は、様々な理由で学校に行けない子どもたちに読書の喜びと読み書きの素晴らしさを教え、世界のいろいろな地域の生活様式や環境を伝えることを目的としたおはなしです。

絵本のおはなしは誰がつくったの?

1990年の国際識字年を記念して、ユネスコと公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)によって共同で制作された絵本です。

絵は誰がかいたの?

自分の暮らしを紹介して多文化を知るという趣旨があり、56か国の画家やイラストレーターの協力を得て描かれました。

どうやって出版したの?

児童図書出版委員会のメンバー15名(作家、イラストレーター、編集者それぞれ5名ずつ)で、年間を通して児童図書制作を実施しました。委員会で協議を重ねながら、おはなしの候補を挙げ、「なにをしているかわかる?」を選定。51か国の国の挨拶をビルマ語に翻訳する際に時間が要されました。インターネットを含め情報収集を行い、大使館関係の友人にも聞きながら、情報確認を行うなど、編集者職員が丁寧に取り組み、印刷会社による確認・編集作業を経て、翻訳出版に至りました。

絵本ができるまで。できてから。

  • 「絵本ができるまで。できてから。」スライド1

    1. 出版委員会との会合の様子

  • 「絵本ができるまで。できてから。」スライド2

    2. 情報省における出版絵本の贈呈式の様子

  • 「絵本ができるまで。できてから。」スライド3

    3. 完成した絵本に興味津々な様子の子どもたち

  • 「絵本ができるまで。できてから。」スライド4

    4. 完成した絵本を初めて手に取って嬉しそうにする子どもたち

子どもたちの声

モー・ヤン・カンくん

モー・ヤン・カンくん

10歳、小学校5年生

僕の趣味は本を読むことで、大きくなったら医者になりたいと思っています。本が好きな理由は、本を読めば読むほど、自分が今まで知らなかったことを学べるからです。今まで読んだ本の中では『ぐりとぐら』が印象に残っています。『なにをしているか わかる?』の本も好きで、特に26ページ目が好きです。なぜなら地図のイラストが出てきていて、地図をたどることで様々な場所にたどり着くことが出来ると学べたからです。もっと多くの知識を得るためにこれからも本を読むつもりです。ご支援者様には本をご支援頂き、ありがとうございますと伝えたいです。

エー・タン・ピューさん

エー・タン・ピューさん

10歳、小学校6年生

私は大きくなったら先生になりたいと思っています。本を読むことが大好きで、理由は本を読むことで多くのことを学べるからです。『なにをしているか わかる?』の好きなところは6ページ目で、なぜなら多くの動物たちが描かれていてとても可愛いと感じるからです。また、本の内容も好きです。登場人物の男の子が粘土でおもちゃを作るシーンを見て、私も何か創作したいという気持ちになりました。この本をご支援くださった方々に感謝をしています。

事業概要

1.事業名称:
図書館事業 児童図書出版活動
2.協力機関:
ミャンマー情報省、情報省出版公社、ミャンマー児童図書出版委員会
3.支援者名:
株式会社 俄
4.実施団体:
公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会
5.事業実施対象地:
ミャンマー連邦共和国全土
6.事業実施期間:
2019年1月~2020年2月
7.受益者:
ミャンマーの作家、イラストレーター、編集者、印刷会社、全国410公共図書館および村落図書館の利用者、弊会事業対象の寺院・公立学校38校

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